5年前、多大な被害が出た噴火をした御嶽山。
その山をはじめて見た。
山脈の中に、連なっている山なのかと思っていた。
でも実際に見てみると、周囲には同じような高さの山はなかった。
だから御嶽山だけが飛びぬけて大きな山になっていた。
あれが・・・・御嶽山。
あの噴火の時に名前を知った僕としては、なんだか恐ろしく感じた。
いや、本当は山なんてどこも怖いものなんだ。
噴火はどこの山でだって起きる可能性があるんじゃないか。
現代の人間の物差しで「活火山」とか「死火山」とか決めているだけで。
違うのかなあ。
ただ、山はやっぱり気持ち良い。
時にはちょっと触れ合いたくなるものだ。
そんな気持ちで見上げる御嶽山。
今日は静かに、そして雄大にそびえ立っていた。