遠出や旅に出れない休日。
読書や映画などをする時間が増えてます。
そんな中、しばらく前に旧四賀村のヒトトキという古本屋さんで買った小川糸さんの小説をよみました。
小川糸さんの小説で一番好きなのは「食堂かたつむり」
今回は「喋喋喃喃」という作品を読みました。
基本的には、下町の和服屋を営む純粋な女性の、ほんのりとした恋愛を中心にして、丁寧な丁寧な描写で1年間を追って進む話です。
最初は純粋な恋愛をする主人公に共感しつつ読んでいたんだけど・・・
主人公の女性も、お相手となる男性もクズだった・・・
女性は、男性をとっかえひっかえだし・・・
男性は、奥さんもお子さんもいる不倫野郎だし・・・
救いようのない恋愛沼に落ちる話がひたすら美しく丁寧な描写で描かれている作品でした。
ああ・・・こんなクズが近くにいたら・・・なんて思うとイライラしながら読んでしまいました。
小川糸さんはこれをどういう意図で描いたんだろうなあ・・・。
こんなに共感出来ない主人公は初めてで、もしかしたら逆に印象に残りそうな作品でした。
次は何を読もうかな。
読書は色々と学ぶことも多くて良いものです。